見世の家 ―現代における職住近接モデルの提案   瀬野 建人/東京理科大学大学院

風景になる「職」
現代の見世を提案する。職と住が近くにある環境はネットワークが発展した現代においてはリアリティのあるモデルである。
そういった家を考えたとき、住宅のファサードを思い切り開放することにより、職の風景を街に開く。
プライバシーや土地の占有ばかりが優先されている現代において、一定のプライバシーを確保しながら、仕事場を公共的な場と捉え、街に開放することは、街の風景が少し豊かにするのではないだろうか。