個人の、あるいは家族の住まいを広くすることが豊かさの象徴だった時代がある。 しかしこれからは、まちの人達との共有の場所や、様々なアクティビティを受け止める寛容な空間を持つことが豊かさとなるような住居を提案したい。 そこではこれまで以上に内部の空調の性格が、多様な価値観を持つ人々ふるまいとともに変化し、様々な時間が刻まれていく。 住居の半分を占める変わり続ける共有空間と、変わらず定点として人々を迎え入れる屋根が、この町の新しい風景を作る。