JUDGES' COMMENTS 審査講評

設計部門審査委員

西田 司 建築家/オンデザイン 東京理科大学准教授 グッドデザイン賞審査員 ソトノバパートナー

  • 西田 司
  • 総評

    今回の斜面に暮らすというテーマに対して様々な斜面の建築的な仕方の提案が集まりました。斜面をスッキプフロアや階段のような場所として捉えていく案、それを棚田や斜面自体に彫り込む形で場所を作っていく案、そして、斜面にある滝や、風などを建物の中に取り込む案などです。

     

    そうした中で、通常の平台土地だと考えつかないようなアイデアが集まってきました。佳作や奨励賞になった案を見ていても、斜面を設定した上で如何にその建築を豊かにするのか、平台土地でつくると、普通に建てしまうものを、斜面の中に建てることによって生み出される構造的な面白さであったり、段差の面白さであったり、自然を取り込む面白さであったり、そのような建築を斜面が豊かにしている提案をいくつも見ることができました。その中のいくつかは、これまで建築家が歴史の中で建ててきていないような非常に新しくて斬新なアイデアのものも見て取れ、今回のポラスインタハイの参加学生たちがこれから建築を考えていく時に、次の未来の建築を作ってくれるではないかの期待を感じています。


 
造形・造作部門審査委員

佐々木 昌孝 ものつくり大学 技能工芸学部建設学科教授

  • 佐々木 昌孝
  • 総評

    「斜面を活用する」という今回のテーマは、高校生にとって簡単ではないテーマだったと思います。崖地や地中にまで話を広げた応募者もいましたが、今回は「傾斜地に建つ」造形物を、より魅力的に表現出来ていると感じられた作品を選びました。

     

    プレゼンに使う模型写真の背景をうまく合成したり、写真を撮影する時の光源に工夫を凝らしたり、3D表現を駆使したりと、高校生の高いプレゼン力を特に感じ取ることができました。

     

    今回の設計を通して経験したことを、是非、みなさんの今後の活動に活かして欲しいと思います。

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