2016年度支部共通事業 日本建築学会設計競技
概要

課題:残余空間に発見する建築

20世紀の建築は〈イデアの塊〉として登場しました。コルビュジエのサヴォア邸はフリースタンディングのオブジェクトとして存在しています。それは一冊の本のような思索の塊であり、身体を通して空間を読み解く人に語りかけます。注意深く観察すると、それは閉じた塊ではなく、大気や地面との応答が織り込まれていますし、その時代や文明にも言及しているように思えます。モダニズムの建築は、切り取られた敷地の上に置かれた〈意味の塊〉として構想されています。その結果、私たちの都市空間は、互いに無関係な建築物の集積のように感じられます。私たちの生活は連続する時間のなかにありますが、それを受容する都市空間は切り刻まれています。〈意味の塊〉
の間(in -between)には、厚みのある境界のような残余の空間が存在します。都市のなかで意識から外れてしまうこのような残余空間に目を向けてみると、そこに新しい建築概念が生まれる場があるように思えます。そんな建築を発見してください。

審査員
(敬称略、順不同)

委員長:北山恒 (法政大学教授)
委員:乾久美子(東京芸術大学准教授)、大月敏雄(東京大学教授)、山道拓人(ツバメアーキテクツ代表取締役)、篠原聡子(日本女子大学教授)、塚本由晴(東京工業大学教授)、手島浩之(都市建築設計集団/UAPP代表取締役)、仲俊治(仲建築設計スタジオ代表取締役)、平田晃久(京都大学准教授)、村上徹(広島工業大学教授)

賞および発表
  1. 支部入選者:支部長より賞状および賞牌を贈ります(ただし、全国入選者は除く)。
  2. 全国入選者:次のとおりとします(合計12点以内)。
    ・最優秀賞2点以内 賞状・賞牌・賞金(計100万円)
    ・優秀賞数点 賞状・賞牌・賞金(各10万円)
    ・佳作数点 賞状・賞牌・賞金(各5万円)
  3. タジマ奨励賞:10点以内 賞状・賞牌・賞金(各10万円)(タジマ奨励賞は、タジマ建築教育振興基金により、支部入選作品の中から、準会員の個人またはグループを対象に授与します。)

※賞金は、すべて税込みです。

応募資格

日本建築学会個人会員(準会員を含む)、または会員のみで構成するグループとします。なお、同一の個人または代表名で複数の応募をすることはできません。
※未入会者、2016年度会費未納者ならびにその該当者が含まれるグループの応募は受け付けない。応募時までに入会および完納すること。

応募締切

2016年6月24日(金)必着(17:00まで)

主催

日本建築学会

後援

日本建設業連合会、日本建築家協会、日本建築士会連合会、日本建築士事務所協会連合会(予定)

問合せ

日本建築学会
各支部事務局 設計競技担当(詳細先ページのF⑤を参照)

本部事務局 設計競技担当
〒108-8414 東京都港区芝5-26-20 TEL:03-3456-2056

詳細

http://www.aij.or.jp/jpn/symposium/2016/compe.pdf