チリ館(銀獅子賞)

ソ連が寄附してできた会社が進めたプレハブ建材でできた153 件の家のリサーチは、チリがイデオロギー的にも政治的にも葛藤しながら近代化した象徴。中央に置かれたコンクリートのパネルが組み合わされて、高層住宅になっていく様子が写し出された映像と模型群。あまりにも急速で大量の建築群が、そこに住む人々を置き去りにしてしまったようにも見える。