エディフィシオ・アクア(プンタ・デル・エステ, ウルグアイ)
Design : Rafael Vinoly
設計:ラファエル・ヴィニョリ 海に繋がる水の建築 |
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日本に「東京国際フォーラム」を設計したアメリカのラファエル・ヴィニョリは、もとはと言えば南米ウルグアイの出身。現在アメリカで大活躍のヴィニョリが、近年故国ウルグアイに完成させたのが「エディフィシオ・アクア(水の建築)」と呼ばれる海浜の豪華リゾート・マンションである。 敷地は大西洋に面するリゾート地、プンタ・デル・エステ。海際の道路に面する建物は、敷地形状に沿ったL字形プラン。延床面積約20,000㎡に34戸のゴージャスなリゾート・ライフを保証するマンションが配されている。 建物は、海側の低層部分から陸側へ向けて、長いスパンでステップバックして段状の特徴あるサイド・エレベーションを見せている。長いスパンを取っているのは、各階の海側テラスに22.5m×15mもの大きなプライベート・プールを設けたからだ。この段状に後退する形態は、海側から見た建物の視覚的な量塊性の減少に役立っている。 建物にはこの他5戸のダブル・ハイトのロフトと、23戸のワンフロア・タイプがある。広さは最小でも280㎡ある。インテリアでは、リビングとダイニング・エリアは海に面しており、ベッドルームやバスルーム、その他の部屋は背後が側面のガラス壁面に沿って配置されている。いずれもスペクタキュラーな日の出、日没が楽しめる。 外壁は海洋生物の化石が入ったジュラ産の石貼りという豪華な仕上げ。リビング・エリアのインテリアはフルハイトのガラス張りで、パノラミックな景色を満喫できる。カウンター・トップはホワイト・マーブル、キャビネット類は黒檀、キッチンなどのハードウェア類は輸入のステンレス・スティール製と、いずれもデラックス仕様だ。 ヴィニョリが故郷ウルグアイに初めて完成させた「エディフィシオ・アクア」は、ウルグアイでも有数の自然美に恵まれた地域にある。敷地のコントラストを尊重したヴィニョリのコンセプトはウルグアイ・ハウジング・マーケットにおけるハイエンド・ユーザー向けの超豪華マンションとして結実した。 |
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