村野藤吾の建築
世界平和記念聖堂を起点に
概要

本展覧会では、広島において村野が手がけた世界平和記念聖堂を大きく取りあげます。1954年竣工の代表作であり、この建築で村野は翌年度の日本建築学会賞を受賞しました。2006年には戦後建築物として初めて、国の重要文化財に指定されています。幾多の試行錯誤を物語る、何度もデザインを重ねた聖堂の検討案は展覧会の見どころのひとつです。またこの聖堂に注がれたこだわりは、時間と共に趣を醸し出すファサード、独特の陰影、素材の質感や手触り、和と洋の絶妙な融合、やわらかな曲線の美しさなど随所にあらわれ、それらは晩年に至るまで多様に展開された村野建築の特徴でもありました。村野の感性と経験によって生み出された自由で豊かな世界とその思想を、さまざまな観点から感じとっていただける機会となるでしょう。

会期

2017年5月16日(火)~7月9日(日)

開館時間

10:00~17:00 ※入場は閉館の30分前まで

休館日

月曜日

会場

広島市現代美術館
(広島県広島市南区比治山公園1-1)

アクセス

https://www.hiroshima-moca.jp/access/

観覧料

一般1,030円(820円)、大学生720円(620円)、高校生・65歳以上510円(410円)、中学生以下無料
※( )内は前売り及び30名以上の団体料金

関連プログラム

▼講演と対談「村野藤吾の建築、世界平和記念聖堂を中心に」
日時:2017年5月20日(土)14:00~16:00
講師:長谷川 堯(建築評論家、武蔵野美術大学名誉教授、東京造形大学客員教授)
   松隈 洋(京都工芸繊維大学教授)

▼世界平和記念聖堂 内部見学ツアー
日時:2017年6月18日(日)①13:00~14:00 ②15:00~16:00(受付は開始30分前から)
ナビゲーター:笠原 一人(建築史家、京都工芸繊維大学助教)

▼学芸員によるギャラリー・トーク
日時:2017年5月21日(日)、6月4日(日)、6月24日(土)14:00~15:00

▼アートナビ・ツアー
日時:毎週土曜日、日曜日、祝日 11:00~および14:00~(学芸員によるギャラリー・トーク開催時は除く)

※申込み・詳細は下記公式HPをご参照ください。

関連展覧会

第14回村野藤吾建築設計図展
村野藤吾とクライアント―近鉄の仕事を通して
https://kenchiku.co.jp/event/evt20170322-6.html

主催

広島市現代美術館、中国新聞社

後援

広島県、広島市教育委員会、広島エフエム放送、尾道エフエム放送

企画協力

京都工芸繊維大学美術工芸資料館、村野藤吾の設計研究会、宗教法人カトリック広島司教区

協力

MURANO design、株式会社イデー

公式HP

https://www.hiroshima-moca.jp/togo_murano/


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