第24回(平成29年度) ユニオン造形デザイン賞
概要

インフラというと、多くの人は道路や橋、鉄道、あるいは送電線や上下水道など、生活を支える様々な動脈とも言うべき構築物を想像するかもしれません。これらのものは、日頃意識にのぼらないにせよ、僕たちの生活にとってなくてはならないものですし、また社会や都市、人々を様々な面で結びつけてくれてもいます。近年では情報ネットワークなども、一つの社会インフラとして位置付けられるほどに、生活に不可欠なものとなりました。
ところが建築は、日本においては不動産扱い、つまりはウワモノで、寿命は短く、時には車と同じような商品として扱われたりもしています。このような認識は、高度経済成長期のスクラップアンドビルドを助長しましたし、近年の、建築のデザイン領域が「表層」に押しやられている状況も、ウワモノとしての建築と無関係ではないでしょう。
このような建築のあり方を改めて問い直してみたいと思います。道路や橋の存在を誰もが疑わないように、長い年月にわたって疑われることなく存続し、様々なかたちで社会や都市や人々を繋ぎ、支えてくれるような建築を構想してみたいと思います。それは単に頑丈で長持ちする建築という意味ではありません。もしかしたら、原始的な洞窟のような場のあり方かもしれないし、あるいは物質的には変わり続けながらも長く継続していく仕組みかもしれないし、もしかしたら、これからのエネルギー供給と一体になった、まさにインフラそのものかもしれません。
まるで太古の昔からあったように、そこにあることがごく自然でありながら、しかしこれまで誰も見たことがなかった新しいインフラとしての建築のあり方を構想してみてください。これからの時代の新しい人と人のつながり、街と街のつながりになくてはならない建築のあり方を、具体的な空間のイメージとともに描いてみてください。それはきっと、社会が待ち望んでいた新しい建築の姿かもしれません。未来の可能性を切り拓く、すばらしい提案を期待しています。

審査員 千葉 学
テーマ

「インフラとしての建築」

審査員
(敬称略)

千葉 学(建築家/東京大学大学院 教授)

大 賞…1点(賞金 100万円)
奨励賞…2点(各賞金 50万円)
佳 作…数点

※但し、審査の結果、賞名・賞金が変更される場合があります。

応募期間
受付開始
平成29年11月10日(金)
受付締切
平成30年 1月18日(木)

郵便または、宅配便にて送付してください。
※当日消印有効

応募資格

学生(大学生、大学院生、専門学校生)及び実務経験10年以内の社会人。
但し、1988年1月1日以降生まれの方とします。共同制作の場合、代表者を決め共同制作者全員を連名してください。

応募作品

応募点数は同一年度において1申請者につき1点とします。
未発表のもの、又は他の顕彰を受けてないものに限ります。
応募作品で、既に発表されたもの、同一、類似のものは、審査の対象から除外され、受賞発表後であっても受賞は取り消しとなります。

【形式】

  1. A2(420×594mm)サイズの用紙1枚にまとめてください。
    また、作品オモテ面右下に、「応募作品出品票」を添付してください。
  2. 作品は提案内容に即した形で自由に行ってください。
  3. 作品の主旨を、作品説明書に400字以内にまとめてください。
  4. 模型及び立体の応募は、受付けません。

※応募作品は返却いたしません。

応募方法

下記ホームページのエントリーフォームより応募申請書をダウンロードしてください。
応募概要をご確認のうえ必要事項を記入し、以下を、ユニオン造形文化財団デザイン賞係宛に送付してください。

  • 作品(応募作品出品票添付)
  • 作品説明書(400字以内)
  • 応募申請書2通(原本とそのコピー)
提出先・問合せ

〒550-0015 大阪市西区南堀江2-13-22
公益財団法人 ユニオン造形文化財団 デザイン賞係
TEL : 06-6532-8764

審査結果・表彰

平成30年2月初旬(予定)に受賞者のみ、文書で通知します。
平成29年9月中旬(予定)に受賞者の表彰式を行います。

主催

公益財団法人 ユニオン造形文化財団

詳細

http://www.artunion.co.jp/design