第23回(平成29年度) ユニオン造形デザイン賞
概要

今回はやや抽象的な課題に応えて頂きたいと思います。すなわち、喫緊の社会的課題を解決するために、建築の可能性を問い直し、課題解決のための魅力ある建築空間を提示してください。

周知のように、経済のグローバリゼーションや新自由主義的傾向によって、世界の国々で激しい階層分化が起こっています。日本においても、急激に中間層が分解し、少数の富裕層と多数の貧困層が生じています。こうした中間層の分解は、社会の不安定化を招き、生活の質の劣化や精神面での荒廃、人々の劣化現象にもつながっています。我々の課題は、新たな中間層の再構築による社会の安定化です。そして新中間層の生活基盤を支えるのは、言うまでもなく建築であり、住宅です。人々に希望を与える建築の力を示す案を求めます。

アプローチや解釈は自由です。

  • 例えば、中間層から転落した貧困層の中にあって、清く、貧しく、美しく、生きるための住宅とは どのようなものか?
  • 例えば、中間層から転落した自分が、再び競争社会の階段を駆け上がり、リベンジを達成した 先にある住宅とはどのようなものか?
  • 激しい競争社会にあって、高い精神性を失わないための空間とはどのようなものか?
  • 失われた時を求めて、かつて富裕な時代を過ごした記憶の中の空間があなたにとっての理想郷ならば、それを示していただきたい。
  • ライフスタイルに即して考えるならば、育児、親の介護、男女共同参画、自らの高齢化といった要件を整理し、外部の社会システムにゆだねるのか、またはIoTやロボットやAI技術などを駆使して、住宅内部に取り込んで解決するのか?家族への愛情の示し方を、建築を通して図化して下さい。

かつて繁栄を謳歌した一億総中流時代も過ぎ去り、いまや不安に満ちた中間層に自信を与え、希望をよみがえらせる魅力的な建築や住宅や生活空間とはどのようなものかを提案してください。

審査員 京都工芸繊維大学長 古山 正雄
テーマ

「中産階級の美学・再び」

審査員
(敬称略)

古山 正雄(京都工芸繊維大学長)

大 賞…1点(賞金 100万円)
奨励賞…2点(各賞金 50万円)
佳 作…数点

※但し、審査の結果、賞名・賞金が変更される場合があります。

応募期間
受付開始
平成29年 5月1日(月)
受付締切
平成29年 6月30日(金)

※いずれも当日消印有効

応募資格

学生(大学生、大学院生、専門学校生)及び実務経験10年以内の社会人。
但し、1987年1月1日以降に生まれた方とします。

応募作品

未発表のもの、又は他の顕彰を受けてないものに限ります。 応募作品で、既に発表されたもの、同一、類似のものは、審査の対象から除外され、受賞発表後であっても受賞は取り消しとなります。
応募点数:同一年度において1申請者につき1点とします。

【形式】

  1. A2(420×594mm)サイズの用紙1枚にまとめてください。
    また、作品オモテ面右下に、「応募作品出品票」を添付してください。
  2. 作品は提案内容に即した形で自由に行ってください。
  3. 作品の主旨を、作品説明書に400字以内にまとめてください。
  4. 模型及び立体の応募は、受付けません。

※応募作品は返却いたしません。

応募方法

下記コンペ詳細ページのエントリーフォームより応募申請書をダウンロードしてください。
応募概要をご確認のうえ必要事項を記入し、以下を、ユニオン造形文化財団デザイン賞係宛に送付してください。

  • 作品(応募作品出品票添付)
  • 作品説明書(400字以内)
  • 応募申請書2通(原本とそのコピー)
提出先・問合せ

〒550-0015 大阪市西区南堀江2-13-22
公益財団法人 ユニオン造形文化財団 デザイン賞係
TEL : 06-6532-8764 Email:kuwata@artunion.co.jp

審査結果

平成29年7月中旬(予定)に受賞者のみ文書で通知。
平成29年9月中旬(予定)に受賞者の表彰式を行います。

主催

公益財団法人 ユニオン造形文化財団

詳細

http://www.artunion.co.jp/design