第52回 セントラル硝子国際建築設計競技
概要

人が集い、市が開かれるなど、市民の日常的なコミュニティの場になっている「広場」。これまで、この「広場」にはさまざまな言葉が使われてきた。

「アゴラ(agora)」は古代ギリシャの政治・経済の中心的な場でポリティカルな性格を帯びていた。「フォーラム(forum)」は古代ローマの公共広場のことで、取引場、集会場としても使われ、周囲に公共建築が建てられていた。「ピアッツァ、プラザ、プレイス(piazza、plaza、place)」は、それぞれイタリア語、スペイン語、英語だが、語源はラテン語のプラテア(platea)と言われていて、広場以外にも街路を意味している。その他にも、四角い広場を表す「スクエア(square)」、円形広場を表す「サークル(circle)」、地域共同体が利用する「コモン(common)」、近年使用されることが多くなった「オープン・スペース(open space)」など、その使われ方はさまざまで、歴史的、地域的、民族的な背景が関係している。

それでは、現代における広場はどのようなものなのだろうか。それは、駅前に広がる交通の要所であり、集会やイベントが開かれる共有の場であり、憩いや休息のための個人の空間であり、公共や個人、官や民の区別があいまいなパブリック・スペースでもある。

しかし、社会状況は変化していて、貧富の差の拡大、移民、人種差別、マイノリティの問題など人びとの間に横たわる見えないバリアから、都市化した環境における物質的な目に見えるバリアまで、さまざまなバリアが広がっている。このような状況の中で、都市形成の中心的な役割を果たしている「広場」は、このままでよいのだろうか。多くの人が集う都市の余白を、あらためて、人びとのための「広場」として考える時期にきているのではないか。「広場」には、アクティビティを誘発するだけでなく、場所そのものが都市に魅力をもたらすような力があるはずだ。社会の動向を考慮しつつ、人を主役とした「広場」を「リ・デザイン」してほしい。

テーマ

「広場のリ・デザイン」

審査委員
(敬称略)

<審査委員長>
内藤 廣(内藤廣建築設計事務所)

<審査委員>
亀井 忠夫(株式会社日建設計)
小林 照雄(株式会社大林組)
隈 研吾(隈研吾建築都市設計事務所)
青木 淳(青木淳建築計画事務所)
塚本 由晴(アトリエ・ワン)
髙山 聡(セントラル硝子取締役常務執行役員)

賞金
最優秀賞
1点/200万円(税込)及び記念品
優秀賞
2点/各30万円(税込)及び記念品
入選
4点/各10万円(税込)及び記念品
(以上、一次審査通過作品)
佳作
10点/各5万円(税込)
応募資格

本コンペに応募するためには、事前に公式ウェブサイトの「事前申込みフォーム」から登録を行ってください。
事前申込みフォーム:https://www.cgco.co.jp/kyougi/form/input

登録方法

必要事項を入力し送信すると、e-mailで登録番号が交付されます。この登録番号は応募にあたって必要となりますので、紛失しないよう、記録・保存してください。

  • 交付後の、登録番号に関するお問合せには応じることができません。
  • 複数案応募する場合は、作品ごとに登録が必要です。
  • 応募登録は当ウェブサイト以外からはできません。
  • 登録番号交付後、登録内容に変更が生じた場合は再度登録をし直してください。
  • 携帯のメールアドレスでは登録通知の返信メールを受け取れない場合があります。
提出物
提出図面
平面図、断面図、配置図(縮尺は自由)、透視図もしくは模型写真、その他設計意図を表現する図あるいは説明文なども加えることは自由ですが、説明文は200字以内とします。
■用紙
中判ケント紙またはそれに類する厚紙(600mm×840mm)1枚に図面および説明文を収めてください。表現方法は自由ですが、パネル化しないこと。
■提出方法
提出用紙の表面右下に35ポイントの文字サイズで登録番号を明記してください。登録番号以外の、応募者を特定できる内容は記載しないでください。裏面は白紙としてください。
提出先

株式会社新建築社「セントラル硝子国際建築設計競技」係
tel. 03-6205-4380
〒100-6017
東京都千代田区霞が関3-2-5 霞が関ビルディング17階

登録・応募締切

2017年8月24日(木)
日本国内からの送付は当日消印有効。送付のみ受け付けます。持ち込み、バイク便は不可。日本国外からの送付は当日必着。

審査結果
1次審査
2017年9月中旬
通過者に通知すると共に、当設計競技ウェブサイト上で発表します。
公開2次審査
2017年11月11日(土)|東京国際フォーラム
この公開審査では、応募作品の提案内容に基づき、プレゼンテーションをしていただきます。
結果発表
審査の結果は『新建築』2018年1月号ならびに季刊『JA』109号に発表します。
主催

セントラル硝子株式会社

後援

株式会社新建築社

公式ウェブサイト

http://www.cgco.co.jp/kyougi/